業界に参入する新興勢力 (ブルームバーグ 2011年3月31日)
米ゴールドマン・サックス・グループで自己勘定取引を手掛けるプリンシパルストラテジーズ部門のグローバル責任者だったモルガン・ツェ氏(45)のヘッジファンドは、4月1日に活動を開始する。10億ドル(約830億円)強の資金が約束されていると、事情に詳しい関係者2人が明らかにした。
同氏のヘッジファンド、アゼンタス・キャピタル・マネジメントにはパートナーらが最大2500万ドルを出資した。関係者らが匿名を条件に語った。香港を拠点とする同ファンドの最終的な規模は、申し込みが締め切られる4月1日にならなければ分からない。約束された額と異なる可能性もあると関係者らは述べた。
ゴールドマンやJPモルガン・チェースなど米金融機関は、自己勘定での売買によって資本をリスクにさらすことを禁じた金融規制改革法(ドッド・フランク法)の成立を受けて対応を進めている。これに伴いアゼンタスのように大手金融機関から分離独立した運用会社が複数誕生した。
アゼンタスのロジャー・デンビージョーンズ最高執行責任者(COO)はコメントを控えた。
関係者によると、ゴールドマン・サックス・プリンシパル・ストラテジーズ(GSPS)部門はピーク時に、アジアで30億ドル相当を運用していた。
ツェ氏は2008年からGSPSの共同責任者を務め、アジア投資を手掛けていた。その後に単独の責任者となり、2010年3月に自身のヘッジファンドを設立するために退社したという。
関係者によれば、アゼンタスは運用担当者14人と同様の規模のオペレーションスタッフで発足する。社員の大半はGSPSの出身だという。
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